こんにちは。12月になりました。
今回はハンドメイドのウールフェルトの帽子について。
2013年の春に友人とドイツに旅行に行った際に出会ったハンドメイド作家?のウール帽体です。
その頃は、帽子制作も始めておらず、ただただかわいい~!と購入しました。
購入してすぐの様子。
3月終わりのドイツはまだ雪が降り、とても寒かったのを思い出します。
元々はサイズ元もアバウトで、かなり浅めの帽体でした。
このたび、木型を利用し成型し直しこの子は生まれ変わりました。
左:木型で成型したもの。
右:アレンジしたもの。
ハンドメイドの帽体は、一般的なフェルト帽体よりもよく伸びるので、アレンジがしやすい反面、調子に乗るとフェルトの厚みにばらつきが出てしまいます。
兎にも角にも、ハンドメイドのウール帽子はとても暖かみがあります。
思い出の帽子が生まれ変わり、これからもヘビロテ決定ですね。
HAT by SAKIKO FUJIWARA
藤原咲子(Sakiko FUJIWARA)
帽子クリエイター/Modiste/ Milliner in JAPAN
六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2017
2017年11月5日(日)
六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2017 へ行ってきました。
3連休最終日だったこともあり、たくさんの人がいました。
私もアートに混ざってみたり。
楠井沙耶「ブランルーチ」
六甲の山で伐採した木の枝を使った作品です。
松の枝に負けじとY字バランス。
さとうりさ「あべちゃん、なんかついてるよ」
この子は、チラシの表紙にもなっているあべちゃんです。おくちにはドーナツ(チョコ味)の食べかすがついています。
実は来てみて一番よかったのが、あべちゃんの後ろにある「自然体感展望台 六甲枝垂れ」です。
犬島の精錬所のデザイナーである三分一博志氏の作品です。全体が檜でできており、自然エネルギーの循環を利用した設計がされておりとても面白かったです。
植物園内にも、作品はありました。
三木サチコ「Funky Mushroom」
久保寛子「Sleeping Guardian」
猪を捕獲するネットと鉄線で巨大な猪が作られていて、その中に人間が入れるという皮肉な作品でした。
たくさん作品があり、すべてまわることはできませんでしたが、かなり脳みその刺激になりました。
六甲山自体もとても良い場所なので、またお天気のいい時に行きたいです。
Wedding Hat
October 1. 2017
幼稚園前からの幼馴染より、結婚式にかぶるウェディング帽子の依頼があり、デザイン・作製をしました。
彼女は、幼稚園前の体操クラブ、小学校、ソフトボールチーム、剣道、中学バレー部とずっと一緒に過ごしてきた友人であり、彼女からの依頼は本当にうれしかったです。
赤のドレスに合わせ、デザインしました。

ヴェール有り:ウェディングに
ヴェール無し:パーティーに
ヴェールを取り外すと、カジュアルなパーティー帽子としてかぶることができます。
ヴェールは、ハリを持たせるよう、端はすべて加工しています。

デザイン画と、実際の写真

後ろはヴェールでリボンの形を作っています。
本当によく似合っていてよかったです。
結婚おめでとう!
幼稚園前からの幼馴染より、結婚式にかぶるウェディング帽子の依頼があり、デザイン・作製をしました。
彼女は、幼稚園前の体操クラブ、小学校、ソフトボールチーム、剣道、中学バレー部とずっと一緒に過ごしてきた友人であり、彼女からの依頼は本当にうれしかったです。

ヴェール有り:ウェディングに
ヴェール無し:パーティーに
ヴェールを取り外すと、カジュアルなパーティー帽子としてかぶることができます。
ヴェールは、ハリを持たせるよう、端はすべて加工しています。

デザイン画と、実際の写真

後ろはヴェールでリボンの形を作っています。
結婚おめでとう!
Summer Hat
2017 ”25éme Estivales du Chapeau CAUSSADE SEPTFONDES”
2017年夏、3度目となる仏コサッドインターナショナル帽子コンテスト”25éme Estivales du Chapeau CAUSSADE SEPTFONDES”に挑戦しました。
今回はメンズハット部門 CATEGORIE « CHAPEAUX HOMMES » に出品。
〈LE BEAU〉Sakiko FUJIWARA
紳士服の襟 'Lapel' 'collar'をテーマとし、〈LE BEAU〉:洒落男を表現しました。
襟部分は表地に仏蚤の市で購入した生地、裏面にシナマイ、帽子本体はパリシゾールを使用しました。
メンズハット部門の展示の様子
ショーの様子
初めて紳士帽子をクリエイトし、良い経験となりました。
2016 ”24éme Estivales du Chapeau CAUSSADE SEPTFONDES”
2016 メディア掲載
2016年 "International Hat's Art Competition Chazelles-sur-Lyon" について、繊研新聞に記事が掲載されました。
▼繊研新聞 2016/7/8
〈寄稿〉
帽子、コスチュームデザイナーでスタジオ・ヒラノ・キョウト・ジャポンの平野徳太郎代表=写真=に、今年5月21日フランス・リヨンで開かれたインターナショナル帽子コンクールの状況を寄稿してもらった。日本人、特に若い世代の活躍が目覚しい点に注目してほしいという。
国際帽子コンクールで日本人活躍
フランスで国際的な帽子コンクールは2大会ある。リヨンと南西部のコサッドで開かれる。2年ごとに開かれるリヨン帽子博物館の第11階インターナショナル帽子コンクールの授賞式、ショー、パーティーが5月にあった。テーマは「リボン」。欧州、日本、韓国、米国、カナダ、オーストラリアの世界17カ国から121点を受け付け、審査員は92点を展示会用に選び、テーマに沿っているか、きちんと作られ、ちゃんとかぶれるかを軸に33点をショー用に選出、11点が受賞した。若い世代が数多く育つ
受賞作品のうち、日本人は5人を占めた。1位のステファン・ジョーンズ賞には石川なおこ氏で、技術力がすばらしい。技術力賞はトーマス舞氏。ベストコンセプト賞の村山京子氏はパリ在住で丹後の藤布を使い日本の伝統を生かした。特別賞の前田よう子氏は熊本在住で、熊本の大変な時期に入賞。もう1人の特別賞、札幌在住の加藤節子氏はパッチワークの技術を駆使して5度目の入賞となった。ショーに選ばれた33点のうち日本人は12人。フェルト帽体が手作業で作られていた時代を再現した場所で開かれた。入賞、ショーをとってみても日本人の躍進はすごいものである。スタジオ・ヒラノ・キョウト・ジャポンの卒業生、在校生がショーに多く選ばれた。クチュールの技法を使いやすくした「ヌーベルオートモード」を取り入れた作品が目立った。ヌーベルオートモードに関心を持つプロの帽子デザイナーがオーストラリアから修得に来ている。
ショーに選ばれた藤原咲子さんは昨年コサッドのコンクールでサンキャトリーヌ部門1位となった。同じくショーに出た日爪ノブキ氏など、次世代の若い世代が多く育っており、帽子業界はこうしたデザイナーに注目すべきだ。五輪と同じで世界のコンクールに入賞、入選した人に拍手を送りたい。
日本人の活躍があり、在リヨン領事事務所副領事の江頭海咲氏が表彰式に出席して花を添えた。
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Wool Felt Hat
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- Sakiko FUJIWARA
- 藤原咲子。大阪在住。1993年生まれ。 国際帽子コンテストに挑戦し経験を積みながら、デイリーユースの帽子をクリエイトしている。